バルテュス 愛猫 ミツ
2004年には、終の住処「le Grand Chalet グラン・シャレ」で、アンリ・カルティエ=ブレッソン(Henri Cartier-Bresson)とマルティン・フランク(Martine Franck)の写真展が開催されたんだ。そのポスターで、カタログも同じ写真。このバルテュスの隣にいるのが二代目ミツだと思う。
遡って1919年、バルテュスの11歳。「愛猫 ミツ」のドローイングは、2年後に「絵本 ミツ」として出版されたんだ。
愛称バルテュスの名は、バルタザール・クロソフスキー・ド・ローラ。だから主人公の少年は、バルタザール少年。
僕がスキャンしやすいようにしたから、イラストは物語の順にはなってないよ。
書籍も洋書は3冊ある。いちばん手に入りやすい amazon にリンクしてあるから。リルケの序文も入っている。1921年の初版も、オークションで見かけるよ。
40くらいのイラストがあって、猫と一緒に眠ったり、ダイニングでは飛び跳ねて悪戯したり、いつも側にミツがいて、そして、いなくなったミツに気が付いて、とうとうミツはもどってこなかったっていうイラストを掲載してみたんだ。なんとなく、どれかがわかるでしょ?
「猫たちの王」っていう自画像なんだけど、右側の足元にあるボードにね、「誇り高きこと猫の如し」って描きこまれている。これは1935年に製作した自画像で、バルテュス財団所蔵になってるんだ。
クリスマス前には、この記事完成させるから!